まだ冷やし中華&ひとりごと
はい、まだ冷やし中華食べてます。
今日は、私の冷やし中華ではかかすことのできない卵焼きが卵切れのため味気ない野菜の冷やし中華。ただの野菜盛りにみえますね。
でもおいしかったー。中太麺がやっぱりいいな。
ひとりごと。
よく、「あぁ今死んじゃっても後悔しないだろうなー」と思う。
それは毎日精一杯悔いなく生きているからじゃなくて、生きる意欲がないから。あれがしたい、これがしたい、ということがあまりない。
母のことを考えた。
母は今まで健康に過ごす為に、生活に気を遣ってきた。少し高くても国産の食べ物を選んだり、食べすぎないようにしたり、体を冷やさないようにしたり、体操したり。そして「頑張れば報われる」と信じていた。
そんな母が昨年、肺がんになった。
あれだけ気をつけていたのに・・。相当ショックだったと思う。
幸い初期だったので、肺の一部を切除し無事に手術を終えた。1年経った今も転移はみられないという。
今の母は、少し疲れやすくなり、咳き込むことが増えた。
そして太った。
食べることを我慢しなくなったからだ。体に気を遣ってもがんになった。だったら好きなもの食べる!という気持ちかららしい。
それから母は、自分の周りに病気の原因を探し始めた。
弟の自転車が盗まれたとき、心配しながらも「心配事があるからがんになるんだ」とか、職場でストレスを感じると「こういう環境にいたからかもしれない」と言ったりすることもしばしば。
私には意外だった。今まで母が何かのせいにすることなんてあまりなかったから。
病気をきっかけに母が少し変わったように感じる。
母は、食べたい物を食べ、欲しい物を買い、行きたいところへ行っている。今まで興味のなかった韓流ドラマを見始めた。
開き直って人生を楽しんでいるようにも見える。けれど自暴自棄に見える時もある。
がんばりが通じなかったこと、死と向き合ったこと、これを受け入れた人の気持ちは私にはわからない。でも一人の人を変えてしまう力があるんだとわかった。
あと母は日常の小さなことに前より喜びを感じるようになった。
例えば、この間、私と父と母で仙台を旅行してきた。後日、母が、しばらくぶりに自分の学生時代の思い出箱を開けたら、学生時代に仙台に行ったときの写真が1番上にあってとても嬉しかったという。そういう小さな小さな偶然を、母は、以前より愛おしんでいるように思う。
私のこと。
母の病気の件があってから、私の想いもより明確になった。
- 好きなことをする(それでお金が稼げなくてもいい)
- 死ぬまで好きなことをして生きたい
- 家族が喜ぶことをしたい
- 誰かの力になりたい
- ささやかで穏やかな毎日を送りたい
冒頭で、生きる意欲がないからいつ死んでしまっても後悔しない、と書いたけれど、そんなマイナスなことじゃなくて、今生きていることが十分ありがたいことだという実感があるからなのかも、と思った。
ただやっぱり少し欲をいうと、
「仲間が欲しい」
と漠然と、でも切実に思う。